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書籍

【米澤穂信/本と鍵の季節】この人の書く作品の絶妙な明度が大好きなんだと実感中。

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どうも、梅之です。

というわけで今回は、米澤穂信著「本と鍵の季節」の感想です。

本と鍵の季節 〈図書委員〉シリーズ (集英社文庫)

存在は知ってたけど、なんとなく今まで手を出さなかった本。
米澤先生の本というと、めっちゃお気に入りなのが古典部シリーズなので(アニメも大好きだし、本も読んだ。大好き)、「本と鍵の季節は古典部シリーズじゃないからなぁ」でいままで読んでなかったんですが、今回手に取ってみました。

うん。面白くないわけがない。
そして。

やっぱ、めっちゃ雰囲気がいいんだよなぁー!!! 米澤先生の作品!!

作品の空気感? といいますか。
作品の気配みたいなものが、めっちゃ好き。

図書委員会のメンバーである男子高校生の推理と友情の物語……っていう帯の言葉をそのまま文章にしたような、青春ではあるけど爽快ではなく悲劇的でもなく、「あ。この感じ、どこかでありそう」と思わせるどこかでほの暗さや後ろめたさも混じりあった絶妙な明度が素敵な話でした。

このね、明度が好き。
すごい偏見かも知れないけど、“学生の話”を書こうとした時に出てきそうな、異様に明るい空気感や、もしくは陰湿な感じがしない空気感が好き。この、「あ。どこにでもありそう」な雰囲気を漂わせてる感じが好き。

古典部の時も思ったけど、私は米澤先生の描く”青春”が好きなんだろうなぁー。

陽キャたちが作り出す賑やかで派手派手しい太陽のような日々ではなくて、ゆったりとして少し暖かくてでも直射日光は入ってこないよう感じが好き。
その中に不幸や不運や幸運が混じり合ってて、絶妙な輝きになってるのがいい。

そしてこの「好きだなぁー」って気持ちのまま、最後まで読み切る事ができる……。最高か?!

で。
今回まじで、しみじみ思ったのが。

とにかく、めっちゃ文章が読みやすい。

読みやすい文章のすごさよ……。
ページをめくりながら、「読める! 読めるぞ!!」ってなってました。
文章には相性があるんだろうけど、読み進めてまず思ったのが「え、小説ってこんなに読みやすいものだったっけ?!」だったので、米澤先生の文章大好きだわ……。

文章が読みやすいって褒め言葉になるのか? っていう議論をTwitterで見たことがあるんですが、読みにくい文章よりもすいすい読める文章の方が断然ストレスなく読めるから楽しい。
読みやすいとそのぶん風景や心情も入ってきやすいし。

そして今回読んだ本の続編があるんだよなぁー。楽しみだ。
梅之でした。

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