●ブログ管理人の私が初見で1話を見た感想です。
●1話を見るにあたって、事前情報はほとんど入れていません。(原作ありの作品にかぎり、事前にその原作を読んでいる場合があります)
●原作や事前情報を知っていれば分かることも、疑問として書いてる場合がありますのでご了承ください。
●内容によっては批判多めになりますが、あくまでも一個人が見た感想であり、私の感想と貴方の感想は違って当然です。
●「作品をこんな感じに見てる人もいるんだ」ぐらいに思ってくださると助かります。
どうも、梅之です。
いうわけで、2024年冬アニメ1話マラソンの10作品目は、悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~です。
この作品、twitterでちょっとだけ話読んだわ……。
漫画のほうはそれなりに面白かったけど、アニメはどうなんだろ……。
というわけで、地味に今季楽しみにしていたアニメのひとつなんですが。
冒頭は面白かった! 後半は、まあ…………な感じ。
いや、冒頭がよかったんですよ。
長文タイトル通り、このアニメって「悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~」なので悪役令嬢ものなんだけど、冒頭は舞台になってる乙女ゲーの冒頭をなぞるんで、劇中劇みたいになってる。
つまり、冒頭から今作の主人公は出てこなくて、出てくるのは主人公のライバル(というかゲームでの主人公)で、ゲームの攻略キャラも次々出てくる。
一見すると「あれ? 見るアニメ間違った?」ってなるんだけど、長文タイトルのおかげでこれはあくまで悪役令嬢ものだと分かるし、悪役令嬢物を見慣れてる人ほど「あ。そっか、いま登場してる主人公っぽい子はゲームのほうの主人公なんだ!」って分かる仕様。
これが、めっちゃ斬新だと思うんだ。
案外、他の悪役令嬢ものではやらない演出だよなぁー。
悪役令嬢ものをいくつか見てきたけど。
思えば、転生する乙女ゲーをさらっと説明するアニメは多々あったけど、冒頭でがっつりゲームのストーリーをなぞって、ゲームの主人公と攻略対象の出会いを演出して。
その後で本当の主人公を出してくるの……、おもろいやろ……。
演出的にはあれかな。
この作品の主人公はラスボスのユミエラだけど、アリシアサイドもしっかり書いていくよっていう話なのかな。
正直悪役令嬢ものがほぼ飽和状態のなかで、ほかの悪役令嬢もののテンプレをなぞるんではなくて、違うはじまり方をしてくれたのが、「おおー。このアニメ、かなりやりおる?」ってなるんだよ……。
悪役令嬢物で違う見せ方をしよう! って工夫がうれしい。
まあ、だからこそ、後半の本来の主人公であるユミエラの回想になると、ダレるんですが……。
あ、定番に戻ったなっていう失速感。
前半のゲームの主人公であるアリシアの話をいれることで、後半のユミエラの話まで引っ張っていく演出だったのかな。
確かにアリシアの話は斬新で面白かったけど、その分ユミエラのターンになると、いつもの悪役令嬢物の雰囲気になって、「え。ん、あー…………」ってなるの、もったいないな……。
最後のレベル99の衝撃の引きはよかったんだけど。
前半と後半の落差でプラマイゼロっぽくなってるのが、なんともいえない話。
い、いやでも。
記憶がただしければ、冒頭のアリシアのシーンはコミックにはなかったはずだから、コミックにないシーンを追加して見てる側を楽しませてくれたわけで、今後の展開もいい感じにオリジナルシーンを交えて楽しませてくれるかもしれないし。
アリシアをもう一人の主人公として描こうとしてる雰囲気を感じるので、期待したい。
というわけで、なんというか。
面白いのか定番なのか、よく分からんアニメって感じでした。
梅之でした。