どうも、梅之です。
というわけで、呪術廻戦第32話「渋谷事変」の感想です。
いやぁー……、序盤戦!
これから加速度的に酷い展開になってくのは分かってるんですが、序盤っていうのはド派手に始まらないもんだよなーという幕開け。
蝗虫の呪霊に対して完封勝利をおさめる虎杖くんと、なんやかんやで一般人を閉じ込めたりして策を弄した呪霊側と対峙する五条先生の話でした!
端から見ると、めっちゃ幸先がいい。
虎杖くんはもう殺意マシマシで蝗虫を倒すし。
蝗虫弱いし。
五条先生に関しても「あれ、先生負けそうな気配しないんだけど??」ってなってるし、雰囲気的には挑んできた呪霊がボロ負けするんでしょっていう気配なんですよね。
楽観ってほどではないけど、なんとなく伝わってくる「いや、大丈夫だろ」っていう雰囲気よ。
まあ、それに巻き込まれた一般人たちが一番気の毒なんだけど……。
時々忘れるんですけど、一般人には呪霊は見えないわけで。
どんな惨劇が繰り広げられていても、自分の目で見ることができない。
“見えない”ことの怖さっていうのを感じる回でした。
蝗虫のところで考えてみると。
目に見える改造人間達をどうにかやりすごして出口が見えて、「ようやく助かる!」ってなった瞬間に、首を食われるってどういう感じなんだろ。
いや、蝗虫のほうは首を食われてたんで、救いがあるとすれば即死、自分が死んだ事さえ気づかずに捕食されたってことで、まだマシかも知れないけど。
五条先生サイドはさ……、目に見えるのは五条先生と脹相だけで、他の呪霊がどれだけ残酷なことをしても視認できない。
腹部を貫かれようが、燃やされようが、それこそ改造されて化け物になろうが、そうなった瞬間でさえ見る事ができない、自分の死は認識できるけど死ぬ理由は理解できないっていうのがね……。
自分を立たせようとした兄ちゃんが腹部を貫かれて燃えるってさ……、ホラーじゃない、グロだよ。
渋谷事変は、“一般人が呪術師と呪霊(呪詛師)の戦いに巻き込まれたらどんな風になるのか?”っていうのがご丁寧に描かれていくので、見てて絶望的すぎる。
その中で呪術師と呪霊が格好良くスタイリッシュに戦っていくわけで、めっちゃ格好いいけど……、今まではあんまり見えてこなかった「この戦いの裏側でどれだけの一般人が死んでるんだ?」が、まざまざと理解できてしまう展開なんだろうな。
今回は渋谷事変の序盤戦ってことで、呪術師側が結構圧勝する雰囲気なんですけど。
そんなわけねぇじゃん、って……、原作読んだから死んでるんだ……。
楽しみだけど、心臓にわるい……。
というわけで、ごちそうさまでした。
梅之でした。