●ブログ管理人の私が初見で1話を見た感想です。
●1話を見るにあたって、事前情報はほとんど入れていません。（原作ありの作品にかぎり、事前にその原作を読んでいる場合があります）
●原作や事前情報を知っていれば分かることも、疑問として書いてる場合がありますのでご了承ください。
●内容によっては批判多めになりますが、あくまでも一個人が見た感想であり、私の感想と貴方の感想は違って当然です。
●「作品をこんな感じに見てる人もいるんだ」ぐらいに思ってくださると助かります。
どうも、梅之です。
というわけで、2023年秋アニメ1話マラソンの12作品目は帰還者の魔法は特別です ですね。
最近見かける転生二度目とかそういう感じの作品なのかな？ とか思いつつ視聴。
…………なんというか、どういう風に見ればいいのか分からないアニメでした。
よくない意味で、ごちゃっとしてる感じ。
整理せずにいい感じ（だと製作サイドが思ってる）ものを入れた結果、見栄えはいいけど中身はあまりないものになってるというか。
1話の冒頭からラスボス戦がはじまるわけで。
パーティーメンバー（というかこの世界）がかなりの犠牲を強いられながら、ようやくラスボスを倒せた！ っていう展開からの、ラスボスの隠し技とパーティ全滅、そこからの過去への死に戻り……、ざっくり展開を書くとこんな感じなんですが。
展開はシンプルだけど、キャラ同士の言ってる台詞で分からない事が多いんですよね……。
「元の世界」って言葉が出てくるから、「あれ？ このパーティーって召喚された人間の寄せ集めなの？」って思ったら、そんな感じでもなく。
「クリアメッセージ」と言ってるので、「あれ？ この世界ってもしかしてゲームなのか？」と思ったら、そういう感じでもなく。
最後にラスボスの隠し技のせいでパーティ全滅するけど、「え。なんでそんなところで悠長にしてたん？」となるおまけ付き。（誰かが大怪我してて動かせなかったからとかなら分かるけどそんなこともない）
全体的に分からない言葉と会話が多くて、その会話から推測できることも外れてたりするんで（最初はサモンナイトみたいに異世界召喚されたパーティが戦ってるのかな？ って思ったんですが、そんなことはなかった）、訳が分からない。
死に戻ってからは、主人公の気持ちについていけないし。
死に戻りなので、自分が経験した悲惨な出来事を繰り返すのに恐怖するのは、まあ、なんとなく分かる。
分かるんだけど、死に戻って過去にいるなら、ここからラスボス対策をすれば被害を抑えられるってことだし、そういう思考にならずに思い悩んでる主人公に気持ちが動かないんですよね……。
どうして動かないのかというと、主人公自体は人生二回目だけど、私は一回目だから。
しかもその一回目は序盤でいい感じにダイジェストになったラスボス戦なので、主人公が大事な人を失っていたり、仲間が大勢死んでいたり、世界がほぼほぼ滅んでいても、ストーリーを情報として受け取ってるだけなので、主人公の苦悩を共有できない。
うまい演出があれば、たぶん「分かる！ 分かるよ！」ってなって、それこそ1話がえげつなくいい話になるんだろうけど。正直このアニメの演出では感動するシーンを感動するシーンですよって札を貼る感じなので、心が揺さぶられるような感じにはほど遠い。
なんか、いいシーン（として作られてるだろう場面）が、変に滑ってて見どころになってないのがしんどい。
このアニメの前に見たアニメがかなりシンプルな内容の異世界ものだったので、余計こっちが辛口になってる可能性もありますが。
とりあえず、主人公が勝手に盛り上がってる展開は見ててもあんまり面白くないかな。
ごちそう様でした。
梅之でした。
