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アニメ

2024年春アニメ1話マラソン 19作目|転生貴族、鑑定スキルで成り上がる【感想】

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*アニメ1話マラソンについて*

●ブログ管理人の梅之が初見で1話を見た感想です。
●1話を見るにあたって、事前情報はほとんど入れていません。(原作ありの作品にかぎり、事前にその原作を読んでいる場合があります)

●原作や事前情報を知っていれば分かることも、疑問として書いてる場合がありますのでご了承ください。

●内容によっては批判多めになりますが、あくまでも一個人が見た感想であり、私の感想と貴方の感想は違って当然です。
●「作品をこんな感じに見てる人もいるんだ」ぐらいに思ってくださると助かります。

どうも、梅之です。

というわけで、2024年春アニメ第1話マラソンの19作品目は、転生貴族、鑑定スキルで成り上がるです。

●面白かった度:★★★☆☆(想像してたより面白かった)
●身内におすすめしたい度:★★☆☆☆(オススメしたいけど反応が怖いな)
●2話目も見たい度:★★★☆☆(ご縁があれば)

タイトルからしてなろう系作品、「あ。これ、面白くない奴だわ」と思って視聴。
で、序盤や中盤までは可もなく不可もなく、想像通りの展開だったので、「まあ、こんな感じだよな」と侮ってました。

これ、1話の最後までみないとわからない作品だった。

どんでん返しってわけじゃないけど、終盤のリーツvs父上戦までいかないと、このアニメのよさは分からない。

というか、終盤の面白さのために序盤から中盤をつまらなくしたん?! って思ったぐらいに、落差が激しい。

冒頭の火葬のシーンとか、中盤まで繰り広げられるひたすら世界観を喋り続けるシーンを見てたときは、「説明長い! モノローグ長い! こういうの、キャラ同士の会話とかで説明するところじゃないの! ひたすら主人公が喋ってるのを見て面白い?!」となってたんで、率直に、異世界転生もののテンプレ作品だと思ってました。

めっちゃつまらない訳じゃないけど、正直テンプレの範疇を超えないテンプレ作品の様式だった。

なんでねぇ……、リーツの登場からの展開がよかったね……。

1話を見終わった後から考えると、転生前の主人公の家に信長の野望のゲームソフトがあったことや、主人公の実家がめっちゃ弱小領地で後に戦争に巻き込まれそうなことの説明を踏まえて、「ステータスのいい家臣を集めて戦おうぜ!(信長の野望テイスト)」ってことで、リーツっていう信長級に高レアステータスの人間を見つけて家臣に加えるっていう展開なので、世界観の説明は大事だったんですけどね……。それを主人公のモノローグにしたのは尺の都合か?

正直言うと、主人公が持ってる“鑑定スキル”っていうのは他人の能力を数値化できる能力なので、それを駆使して仲間を集めていく主人公の人間性が気になってたんだけど(その世界で生きている個々人の才能(数字)だけを見て性格とかは見ていないのか? とか、世界観的にも能力絶対主義みたいな嫌な流れになるのかな? と)。

リーツvs父上戦のおかげで、能力値は参考になるけど、場合と経験によって覆せるものだと分かったので、安心して見れそうって気持ちになったのもよかった。

1話の序盤の弓使いになるだろう人について、本人が「弓なんて嫌だ。槍のほうがいいんだ」って気持ちなら、別に槍を使い続けてもいいと思うんですよ。でも主人公が弓の才能に気づいて弓を押して、本人も槍じゃなくて弓に転向したわけで。
そこらへんのシーンを見た時に「なんか能力至上主義みたいだな……、才能がすべてって感じのアニメだったら好きじゃないな」って思ってました。
自分が好きな物に対して才能がないから諦める(得意な物に転向するのが正しい)っていうのは、その本人の気持ちを無視してますよね。信長の野望テイストに高ステータスキャラを揃えて戦おうぜ! っていうコンセプトだとしても、この世界の人達は生きて感情を持っているわけでして。

鑑定スキルっていう他者の能力値を見れる力を持ってるからこそ、「才能がなくたって好きだからやりたいこと」を大切にしてほしかった。

まあ、リーツに対して「能力値が高いから家臣に加えたい」って感情が主人公にあるんで、当人の感情を無視してるっていえば無視してるんですが(今回の場合はリーツ自身が主人公に必要とされることを良しとしてるのでいい感じに作用してるけど、主人公はリーツが高ステータスキャラがなければパンを与えて終わりだっただろうし、結局能力値至上主義っていう嫌な部分は根底にあるんですよね……)

で、思うのは。

作画ってやっぱ、めっちゃ大事だわ……。

くどくど書いてるとおり、このアニメ、下手すると「能力至上主義! 数値がすべて! そこに付随する登場人物の感情なんてガン無視!!」ってことになりかねない(というかリーツに関してはまさしく感情の搾取っていうか、迫害されてる彼に優しくして取り入った感があるので)んですけど、終盤のリーツvs父上戦のかっこよさで、「でもまあ……、よかったか」となったので、作画大事。

2話目も時間があれば見ようかな。(ただ展開によっては後で見なくなる可能性もめっちゃあるけど)
ごちそうさまでした。

梅之でした。

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