どうも、梅之です。
というわけで、HIGH CARD第18話HOLD YOUR HANDの感想です。
先週先々週と、「つぎこそはフィンの兄貴の話のはず!」を繰り広げてきてる私ですが。
残念だったな! 今回はウェンディの回だったわ!
……あー、いや、ウェンディの回が入りそうな予感は、実のところ先週のレオの回が入った時点でなんとなく想像ついてたので、大丈夫です。
ウェンディの回でしたね……。
正直言うと、ちょーっと消化不良……。
ハイカードって今までフィンとクリスを中心に話を進めていたので、ここに来て二週連続で他のキャラメインの回をするとは思わなかった、というのもあるし。
でもまあ、そろそろ終わるんで各キャラのまとめ回みたいなやつも必要かなって思うし。
でもなんか、今回の話、消化不良。
引っかかるって言うか、話の内容もそうだけど、「この話をしなくちゃいけないタイミングが今なの?」っていう素朴な違和感があるんですよね。
クリスがやべぇことになってて、国も大変なことになってて、「これからどうなるんだ?!」って場面で挟まれる話だからかな。
前回のレオとヴィジャイの話の時はここまで「消化不良だよな」って思わなかったんですが。
今回のウェンディの回については、何かが解決した感じがしないし、「この話ってここでしなくちゃいけないもんなのか……?」って気持ちが強い。
私がそう思った最たる理由が、ラブピちゃんなんですが。
ラブピちゃんがさ、すっごく動かしやすいけど動かしにくいキャラなんだと思う。
すごい衝動に身を委ねて動くキャラだから、ストーリーライン的に「こうしてほしい」っていうのがあっても、うまく誘導しないとご都合主義っぽくなっちゃうというか。
今回のラブピちゃんの行動がまさしく私には、「あ。これご都合主義だ」って思う感じだった。
ここでウェンディがラブピちゃんを完全に制御できるようになれば、それはそれで面白いけど、そうでもなく。
今回ラブピが出現してるときに、チェルシーや女の子を殺そうとしなかったのが、ここまでのラブピの行動からして、「えぇ……」ってなるんですよね……。
いや、ラブピにチェルシー達を襲ってほしかったわけではなくて。(むしろそうなったらそれはそれで大変だと思うよ! 素直に!)
ただこれまで登場してきたラブピって確実に“空気が読めない女(自分の快楽を優先させて行動する)”だったので、ここでチェルシー達を襲わないのがなんか不自然(ご都合主義)なんですよ。
最終話近くの話数をウェンディに使うなら、このあたりの殺人鬼との駆け引きとかラブピ自身の心情の変化がほしかった。(「女の子を助けるのは女の子でしょ」って言葉でラブピがチェルシーたちを襲わなかった可能性もあるけど、なんかこの言葉も唐突だったしな……)
人を切り刻むのが好きなラブピちゃんが、あの場でチェルシーと女の子を殺さない理由がないんだわ。
女性は斬らない主義だというなら、1部でクロンダイクファミリーの一人(女)と戦ってたし。
今まで自由奔放に人殺し(未遂)を楽しんでいたラブピちゃんがここに来て都合のいい女(ストーリーラインに対して)になったのが、消化不良。
(かといってあそこでシモンズさんみたいにラブピをいなせる相手がいるかってなるといないので、中途半端に物わかり良くなった雰囲気を作るのが妥当なのかなぁ……)
ウェンディの回で少しがっかりしてたところに、ラブピちゃんの解釈違いが起こったので今回はもやもやしてるけど、来週こそフィンとクリスの話に戻るのかな。
楽しみにしています。
梅之でした。