どうも、梅之です。
……というわけで、渋谷事変33話「渋谷事変 開門」の感想です。
いやぁー……、バトル中って感想を書くことがなくて。
私が書いてる感想って自分の思ったことや情緒を書き留めるみたいなものなので、長い会話とか演出だったら思う部分も多くなるけど、バトルだと「おおー!すげぇ!!」になるわけで。
書くことが圧倒的に減る。
バトル描写について蘊蓄が言えるほどすごくないから、感想がシンプルになる。
というわけで今回の序盤も「おおー!!」ってなってました。
そして毎回思う、「これ、一般人、見えてないんだよな……」という恐怖。
何も見えない人間は、何も知る権利がないっていうね……。
五条先生がどれだけ呪霊と戦ってても見えないし。
その呪霊が炎を操ろうがなにしようが見えないし。
自分が殺される(身体をバラバラにされたりする)瞬間さえ分からない。
前回も思ったけど、自分が死ぬ瞬間さえ分からないというのは……怖い。
呪術廻戦って呪霊と呪術師の胸アツな戦いでドキドキする一方で、そういう「これ、見えてないんだよね?」が随時つきまとってくる(特に今回の渋谷事変については)のが怖いし、好きなんですよ。
今回の五条先生の戦いに関してはナレーショーンで生き残りがいることが判明してるんで。
生き残った一般人がこの戦いをどんな風に見ていたのか、(それこそ一人でめっちゃ動き回っている五条先生を異常者として見ていた可能性だってある)、一般人目線のサイドストーリーを読んでみたいなぁ……。
で。
今回、序盤がバトル、中盤が五条先生の領域展開――――、で、最後が五条先生と夏油(偽)の出会いなわけでして。
最後のシーンは、原作を読んでたからそりゃあ知ってたんですが。
お、音楽ぅ!!!!!
相変わらず、アニメだからできる演出を叩きつけてくるアニメスタッフ……、すごすぎる。
うん。
五条先生と夏油(偽)の出会い、もう今回のメインディッシュだし。
これまでの呪術廻戦のスタッフなら、絶対いい案配に演出してくるだろうなぁって思ってたし。
どんな風にしてくるんだろ? ってワクワクしてたんですけど。
ここまで、「1分だけ五条悟の動きを封じる方法」として、見てる側に「そりゃあ五条先生動けないよ」ってなる展開…………、ある?! って感じで、もう花丸満点過ぎてすごかった。
やばいと思った瞬間に割り込んでくる偽夏油の声。
夏油の笑顔。
思い出す、それこそ走馬灯のように色あせない過去の日々。
五条先生の「目」だからこそ、目の前に夏油が本物だと分かるし、「あ。もしかして生きてた?死んでなかった?」って一瞬でもなる五条先生の気持ち、でも「魂は違うと叫んでいる」っていうのがさ、もうさ……。
自分が殺したんだから死んでるに決まってるのに、それでも「生きてた?」って一瞬でも思って、でも違うって割り切るまでが1分って、この1分の演出がいいんですよ。
五条先生、めっちゃ目がいいわけだから、今まではずっと「目」で真偽を見極めてきただろうし。
多分それで正解を導き出してこれたと思うんだけど。
でもこの一瞬、この時だけは「目」ではなく「魂」で「お前は夏油じゃない」って言い切るのが、すごくいいんだよ……。
呪術廻戦のアニメって、こういうシーンがあるから好きなんだ。
すごくゾクゾクするし、ワクワクするし、アニメだからこそできる演出を(今回でいうなら五条先生と夏油さんの友情が走馬灯のように流れる)思う存分入れてくるから、大好き。
というわけで、ごちそう様でした。
次回も楽しみにしています。
梅之でした。