どうも、梅之です。
というわけで、呪術廻戦44話「理非-参-」の感想です。
呪術廻戦ってみてると感情があっちこっちに飛んでいくので、見終わったときに魂が抜けることが多いんですが、今回もそういう類いか……。
東堂くん、来てくれてありがたいんだけどね!
どういう情緒で東堂君を見ればいいのか、迷う。
野薔薇ちゃんがあんな風になって。
虎杖くんが対処できなくて真人にぼこぼこにされてるところを東堂が助けるの、格好いいんだけど……、なんというか。
東堂くんに、「格好いい」という言葉を使っていいものか、迷う。
いや格好いいんだったら格好いいでいいじゃん!! って思うんだけど……。うん。
いままでの東堂の言動を思い出すと、「かっこういい……? いや、かっこういいよな……? かっこう、いい?」ってなる不思議。
素直に「格好いい!!」と思っちゃいけない気がする不思議……、なんでや。
いやぁー、戦闘シーンはめっや格好いいし、東堂が参加することで戦闘演出のバリエーションが一気に増えたなぁ!! ってワクワクしていましたが!
戦闘シーンはめっちゃ格好いいけど、素直に格好いいと賞賛するのに抵抗がある男……、東堂君よ……。
そういえばあそこで野薔薇ちゃんは死んだものだと勝手に思ってましたけど、ひとまずは死亡確定ではなかったんですね……。
※いやめっちゃ眼球が飛び出した穴から虎杖君をみる演出があったんで、あれ死んでるやん……ってなったけど。
というわけで、真人vs虎杖・東堂戦が盛り上がりつつ、その余韻でみる三輪ちゃんとメカ丸の会話なんですが。
ここでふと思い出す、「愛ほど歪んだ呪いはない」という五条先生のお言葉。
呪術廻戦で“愛”の話があるたびに思い出すんですけど……、今回もそういう話だったか……。
三輪ちゃんとメカ丸、幸せになってほしかったけど!
愛ほど歪んだ呪いはない呪術世界において、幸せになれる要素がなさすぎた……。むしろまっとうに歪んだ呪いっぽい気配さえあるのが、「あー、そういえばここ、呪術廻戦だったわ」ってなる。
メカ丸が自由な身体を手に入れたかった理由の中に、三輪ちゃんが入ってて。
メカ丸は三輪ちゃんに恋をしてて。
どんな世界になっても自分が守ればいいっていう驕りがあって。
メカ丸が言うように、「彼女が守ってほしいと思っているのは自分ではないかもしれないのに」って考えてなくて、偽夏油に手を貸して。
そして死んだっていう。
三輪ちゃんとメカ丸の会話、演出がすっごく綺麗で、「あー……、ふたりの恋が成就すればよかったのに……」ってほろりと思ってしまう柔らかい雰囲気なんだけど。
その裏ではがっつりメカ丸が内通した事により渋谷が大変なことになってて、ナナミンや野薔薇ちゃんも死んでて、このふたりの恋がハッピーエンドで終わったら呪術廻戦じゃないよね! って皮肉になってるんですよね……。
あー、でも、生きててほしかったな……、メカ丸……。(遠い目)
というわけで、44話の感想でした。
なんというか、愛ほど歪んだ呪いはないを体現したような回……だったのかな??
そして、情緒がしんどい。
東堂の登場とか、渋谷での迫力満点の戦闘シーンとか、うってかわって静かに時間が流れる三輪ちゃんとメカ丸の最後の会話とか、「情緒、どこにおいたら一番安全ですか?!」ってなる回だったけど、呪術廻戦ってそういう話だった。
来週も楽しみにしています!(そろそろ渋谷事変も終わりですしね)
梅之でした。