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アニメ

呪術廻戦 第45話(渋谷事変)「変身」|結局、真人は人が生んだ呪霊であるっていう話。【感想】

この記事は約3分で読めます。

どうも、梅之です。

というわけで、呪術廻戦第45話「変身」の感想です。

渋谷事変もそろそろ終盤!!
渋谷の街はもう見る影もないし、クレーターだらけだし……、これ世間一般的にはどんな風に報道されるんだろうか……?
そして呪術廻戦って、それぞれのキャラクターによって戦い方が多彩なので、見てて色んな演出がてんこ盛りで大好きなんですよ。
今回の渋谷事変は怪獣が大暴れしたんだろレベルで街がえげつない事になってるし。
真人戦なんて真人自身が多彩な技を持ってるんで、見てて飽きない。
いやぁー、楽しかった!!

と思っているなかでの、東堂君の気持ち悪さについて色々と思うんですが。

いやだってさ。
それまで超ドシリアスに戦ってたのに、唐突に出てくる高田ちゃんだよ。
イマジナリー高田ちゃんだよ。
その高田ちゃんと一緒に戦って、最後にはセーラー服まで着る東堂君ですよ。
真人が高田ちゃんと虎杖くんが入ったロケットペンダントを見て硬直する一瞬とか、「あ、いや……。うん、そうなるよね……」ってなるのが、なんか原作よりもはっきり描かれてて。

ようは人間の負の側面から生まれた真人でさえ思考停止する気持ち悪さが、東堂くんにはあるってことで問題ないんだろうか……?

※twitterで「これ、真人が人の呪いだから理解できたんだよね。他の呪霊だったら、ロケットペンダントに入っている写真の意味なんて気づかないよねぇ」と言ってる人がいて、すごく納得しました。人の呪いである真人だから分かってしまったトラップ、すげぇ。

シリアスをぶち込んでいるところに唐突に入ってくる東堂君成分で、「笑っていいのかさっぱり分かんねぇー」ってなるですが。
今回同じぐらいに感じたのが「真人ってやっぱ人間が生み出した呪いなんだなぁー」ってこと。

やってることが人外のそれなので、人から生まれた呪いだって忘れがちなんだけど。
東堂君のロケットペンダントで一瞬思考が停止したり。
最後の雪山の幻想の時に、逃げ惑うシーンとか……、「あー、真人って人間だったんだー」ってなる不思議。

自分が思う存分相手を蹂躙できるときは、本当に無慈悲に人を蹂躙して傷つけて、でもなんとも思ってなくて。
それって人間の子どもが虫の足をもぐみたいな残忍さがあって。
でもそこから外れて、絶対的に逃げられない死の象徴(暴力の象徴?)みたいなものに遭遇した瞬間に震え上がって逃げ出すの、なんか「結局は動物世界のような弱肉強食の世界では生きられない人間の様」みたいに見えたんですよね。

すっごく端的に言うと、絶対に自分が傷つかない(死なない)と分かっている場所で横柄にしてる人間の傲慢さが出てて、真人を見てるのに「あー……、こういう人間いるよな……。自分が傷つけられる側になった途端逃げ出すやつっているよなぁー……。で、逃げてる最中にだって、相手を傷つけようとして石を投げるんだよなぁー……。いるよなぁー」って、現実を思い出してしんみりしてしまうやつですよ。これ。

真人との戦闘って派手だし被害規模はヤバいんだけど、でも真人の中では“殺し合い”(虫の足をもぐような一方的に自分が遊べるもの)で。
でも虎杖が何度でも真人を殺すと宣言した瞬間に、“殺し合い”(どちらも相手を食いちぎって血まみれにして致命傷を負わせるような獣同士の殺し合い)になったんだと思う。
で、人の呪いである真人は獣ではなくて本質的な人だから、逃げだしたんだろうな……、と。

なんだかんだで今回の真人戦、真人が「人の呪い」だから負けたんだろうなって思うシーンがたくさんあって、色々と考えさせられる部分が多いのがいいなぁ。
そして、人の呪いである真人から見ても東堂君が理解不能であるっていうのがなんとも……、いいですね!

というわけで面白かったです。ごちそう様でした。
梅之でした。

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