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アニメ

2024年春アニメ1話マラソン 17作目|夜のクラゲは泳げない【感想】

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*アニメ1話マラソンについて*

●ブログ管理人の梅之が初見で1話を見た感想です。
●1話を見るにあたって、事前情報はほとんど入れていません。(原作ありの作品にかぎり、事前にその原作を読んでいる場合があります)

●原作や事前情報を知っていれば分かることも、疑問として書いてる場合がありますのでご了承ください。

●内容によっては批判多めになりますが、あくまでも一個人が見た感想であり、私の感想と貴方の感想は違って当然です。
●「作品をこんな感じに見てる人もいるんだ」ぐらいに思ってくださると助かります。

どうも、梅之です。

というわけで、2024年春アニメ第1話マラソンの17作品目は、夜のクラゲは泳げないです。

●面白かった度:★★☆☆☆(主義主張が強い)
●身内におすすめしたい度:★☆☆☆☆(あんまり好きじゃない)
●2話目も見たい度:☆☆☆☆☆(んー、見ないかな)

共依存の話、かな?
夜の、街明かりがまぶしいけど暗い街を漂う主人公を、海流に乗ってしか動けないくらげにたとえて、年頃の女の子の「らしい悩み」を描いてる作品??

見ていて、「あー……、なんとなく分かる。分かるわ……」ってなる部分と、「いやいや、それどうなの」って思う部分があって、夜間らしい静かな薄暗さの中でゆったりと話が進むわりに、意外と主義主張が激しい作品なのかな? と思った。

その主義主張が後々になってえぐみを増してきて、1話を見終わる頃には「あ、いいや、これ」となる。

特に、「普通なんだね」っていう台詞のところとか、「あー……、そうくるかぁー」って心が静かになる感じ。

この台詞の後で場面転換が何度かあってから、キャラクターが主人公に謝ってるんだけど、でもこの「普通なんだね」って言葉のニュアンスとかトーンが、この話のテーマというか主義主張を現している感じがして、好き嫌いが分かれそうなアニメだよなって思うんですよね。

すごくがっかりした口振りで「普通なんだね」って言ってるんだけど、ここでいう「普通」って見下したニュアンスになるよな……。
貴方は結局誰にもなれないんですね、とか、貴方は結局そこら辺にいる一般人なんですね、とか。
そして暗に“普通である(不特定多数の生き方をする)”って事を見下して、見下すって事は自分はそうはならない(なりたくない)とほのめかす感じが、じわじわと伝わってきて、見ていてあまり好きじゃなくなる。

そりゃあ主人公達はこの世界の中心にいるわけだし、多分成功するなりそれなりの結果を出したりするんだろうけど、このアニメを見てる側の私は“普通の人”で、キャラクターに「普通なんだね」ってがっかりされる側の人間で、なんかそういう風に落胆されるいわれはないよな……ってむかっとくる感じ。

こういう「何者かになりたい(特別な自分という存在になりたい)」っていうのは、思春期特有の悩みだと思うし、そういう薄ぼんやりとした悩みを描こうとしてる作品なんだろうなとも思うけど、私はあんまり好きじゃない描き方だな。

海流に乗ってしか移動できないクラゲに主人公をなぞらえるのも、「ええええ……、共依存……?」ってなるし。

誰かに頼って頼られて生きていくのが駄目ってことではなくて、最後の主人公のスタンスだとキャラクターに乗っかかった状態で「自分も輝かせて!」ってニュアンスに聞こえるので、自分で頑張るってスタンスはないのかよ! ってなるし。
クラゲになぞらえてるけど、なんかクラゲが気の毒になる。

……と、ここまで書いて思ったけど、ようするに1話出てきた主人公・キャラクターともに共感できなかったんだろうな、私。
この話はゆったりと展開する分、それぞれのキャラクターの心の中を考えたりしてじっくりと見る(アクションシーンは当然ないので、頭を空っぽにして見るようなコメディとはほど遠い)作品だから、主人公達に悪い印象を持つと厳しいのかも。

というわけで、2話目はいいかな。
ごちそう様でした。

梅之でした。

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